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ジュニアコース
電気圧力計(2)
Electronic Manometer
藤咲 喜一
1
Kiichi Fujisaku
1
1日本光電工業株式会社
1Nihon Kohden Kogyo Co., Ltd.
pp.293-300
発行日 1963年4月15日
Published Date 1963/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201200
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V.圧力計の選び方
電気圧力計はスタンドとTransducer Headと増幅器本体の3部分より成り,Strain Gauge型のものでは増幅器とTransducerとは互換性があり,測定する対象によりTransducer Headを変える場合がある。ことに本邦製の増幅器でも外国製のHeadもコンセントを変えるだけで,とりつけ使用することが出来るので,優秀な外国製のTransducer Head (高価である)も使用し得て大変便利である。
Transducer Headは大別して第3表のごとく標準用・低圧用・極低圧用とがあり,目的により各々異つたTransducer Headを使用するが,しかし通常の場合は標準用でことたりる。代表的な外国製Transducerの圧測定時の周波数特性を第15図に示す。本邦製のものでもこの特性と大同小異である。Headそれ自身周波数特性は良好であるが,導管系を接続した際には,思いのほかの周波数特性劣化に気付かれたことであろう。注射針の場合よりもカテーテルを接続した場合,特性劣化がめだつ。カテーテルの周波数特性(主としてコンプライアンスが大なることに帰因する)が悪いことを認め得るであろう。
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