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講座
肺換気のレオロジー—(6)肺抵抗の測定方法について
Pheological studies of the pulmonary ventilation.:(6) Measurement of the pulmonary resistance
中村 隆
1
,
滝島 任
1
,
松崎 広近
1
,
工藤 国夫
1
,
高杉 良吉
1
T. Nakamura
1
1東北大学医学部中村内科
1Tohoku University Medical School, Nakamura's Clinic.
pp.27-38
発行日 1961年1月15日
Published Date 1961/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200947
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呼吸筋が活動して肺換気を行なおうとする場合には第1図にみるようないろいろな抵抗を克服しなければならない。この図にみる以外に慣性抵抗も存在するが,普通の換気速度では事実上問題にならないので図からはぶいてある。
図の記号について少しくふれると,肺・胸廓の弾性はスプリングで表わし,粘性は第2図に示すようなピストン型の流体制振器(ダツシユポツト)で表わすのが普通である。ダツシユポツトはピストンにあけた穴の中を粘性をもつた流体が流れることによつて抵抗を生ずるから,粘性抵抗を表わす記号としてよく用いられる。
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