巻頭言
医用電子装置の堅実な発展を望む
樫田 良精
1
1東京大学
pp.901
発行日 1958年11月15日
Published Date 1958/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200691
- 有料閲覧
- 文献概要
エレクトロニクスのめざましい進歩にともない医学の各分野におけるその応用が量的にも質的にも急速に拡大されつつあることは,現在各国の趨勢である。これに関する国際学会も近く開かれることになつている。また既に3年前より設けられた電気通信学会の医用電子装置研究専門委員会の窓口と米国のツオルキンが主催するMedical Electronicsの団体との間には常時情報の交換が行われつつある。
循環器や呼吸器の研究分野ではいちはやくエレクトロニクスの重要性が認められ,研究面のみならず日常の検査や種々の診療面に各種の医用電子装置が日々欠くべからざる道具として大いに活用されている。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.