Japanese
English
綜説
バリストカルヂオグラフイー(基礎の問題点)
Ballistocardiography-its physical and experimental basis.
米山 要人
1
Akira Yoneyama
1
1東大分院内科
1Department of Internalmedicine, Tokyo University School of medicine Branch Hospital
pp.522-531
発行日 1957年8月15日
Published Date 1957/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200520
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
人体を自由度1の振動系とみなす仮定の採用によりBallistocardiographyは近年者しい進歩をとげたと云えるが,著者がかつて本誌に記した当時に比するとそれほど著しい変化はない様に思われる。ただ注意すべきことはこの仮定に対し種々の実験的検討が加えられ始めたことと立体的記録法が実際的にとりあげられる様になつたことである。
それ故本法理論の根本をなす所謂Two-mass theoryについてはその大要を述べるにとどめ,主として最近行われた実験的研究を紹介し,two-mass theoryと一致しない諸点を特にとりあげ吟味を行うことにする。
Copyright © 1957, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.