Japanese
English
講座
臨床心音図学—基礎篇・2「心音図の較正」
Clinical Phonocardiography--Calibration of Phonocardiogram.
上田 英雄
1
,
吉村 正蔵
1
,
海渡 五郎
1
Hideo Ueda
1
,
Shozo Yoshimura
1
,
Goro Kaito
1
1慈恵医大
1The 1st Department of Internal Medicine, Tokyo Jikei-kai Medical College
pp.397-404
発行日 1957年6月15日
Published Date 1957/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200504
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
心音図の較正
心音図学としては,心音の質的吟味(心音の純不純,雑音の有無,時期の分析)から,心音の強度の吟味に,即ち定性から定量へ進むべきものである。実地臨床においては収縮期雑音が,機能的なものか,器質的なものかの判断に聴診上の強さを重要な根拠としている。しかしこのように常に遭遇する問題である心音,心雑音の強さを心音図上に示すのは決して容易なことではなく,数十年来その解決に幾多の努力がなされたが未だ完全に解決されたとは云い難い。
Copyright © 1957, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.