Senior Course 生理
心音図の自動診断
吉村 正蔵
1
,
下地 悦朗
1
,
中塚 喬之
1
,
小原 誠
1
,
古平 國泰
1
,
沢近 紀夫
1
,
小原 一夫
1
1東京慈恵医大第1内科
pp.1026-1027
発行日 1975年9月15日
Published Date 1975/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909112
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- 文献概要
近年医学の多くの分野でコンピューターが盛んに利用されており,心音図診断に関しても1962年Gerbargによる研究以来研究されているが,実用化に至ったものは少ない1〜3).
筆者らは1963年以来,心音図自動診断装置を研究していたが1967年に完成させた4〜6).本装置は専門医と同程度の高度の診断能力を持っている.引き続き学童心臓病検診装置の開発を行い昨年完成した.これは学童の心疾患すなわち先天性心疾患,後天性心疾患,不整脈などを検出するためのスクリーニング装置で処理能力も大きく,小型軽量(数ブロックに分かれている)で1〜2人で運搬可能である.今回は紙数の関係で心音図自動診断装置の概略を述べるにとどめる.
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