巻頭言
臨床的心肺機能検査法の体系化を期待して
長石 忠三
1
1京都大学
pp.129
発行日 1957年3月15日
Published Date 1957/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200467
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近年肺結核外科領域では,麻酔,輸血・輸液及び化学療法等の進歩発達に伴い,手術手技の面でも著明な進歩がみられ,現在では手術々式も略々完成されたかの観がある。
かかる段階に達した現在では,手術の適応範囲を更に拡張せしめ,両側性の重症肺結核や高年者の場合に向つても拡張せしめることが重要課題となりつつあるが,この場合適応決定の最後的な鍵となるのは術前に於ける心肺機能障碍の程度如何である。
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