Japanese
English
装置と方法
経皮的心肺補助法
Percutaneous Cardiopulmonary Support System (PCPS)
正井 崇史
1
,
奥山 裕司
2
,
児玉 和久
2
Takafumi Masai
1
,
Yuji Okuyama
2
,
Kazuhisa Kodama
2
1大阪警察病院心臓血管外科
2大阪警察病院循環器科
1Department of Cardiovascular Surgery, Ohsaka Police Hospital
pp.759-762
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900715
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はじめに
重症心原性ショック症例に対し,種々の補助循環が用いられる.通常IABPが第一選択とされるが,循環虚脱を呈するような心原性ショック症例では,IABPでは効果がなく,強力な流量補助を要する場合が多い.補助人工心臓は装着時に開胸を必要とし,緊急時には適さない.
最近,経皮的に挿入可能なカニューラの開発により,経皮的な静動脈バイパス(V-Aバイパス)が可能となり,V-Aバイパスの適応の拡大とともに,広く臨床応用されるようになってきた.そこで,この経皮的心肺補助法(percutaneous car-diopulmonary support system:PCPS)について,その原理,成績,問題点を述べる.
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