特集 外来で出会う呼吸器common疾患
呼吸器系の身体診察と外来で行える検査法
肺音検査—臨床応用への期待
下田 照文
1
1国立病院機構福岡病院臨床研究部
pp.1499-1503
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223653
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●肺音解析(LSA)は,患者の背部肺底部に電子聴診器を当て,呼吸音をパーソナルコンピュータに記録し肺音解析ソフトを用いて行う.
●LSAは通常の聴診器では聴取されないわずかな呼吸音異常の解析が可能であり,非発作時でも喘息患者の気道炎症と気道狭窄が検出できる.
●LSAは喘息患者の気道炎症の新しい検出法であり,簡便,非侵襲的,繰り返し測定が可能である.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.