レーマ
新看護体系・補助体系への期待
渡辺 孝子
1
1埼玉県立がんセンター看護部
pp.356-357
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902211
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1994(平成6)年10月,社会保険診療報酬改定において新看護体系・補助体系が創設され,1年になろうとしている.
「付添い看護制度の廃止」と「基準看護の見直し」が骨子であるが,1958(昭和33)年の完全看護から基準看護への移行のときに掲げられた「症状に応じた適切な看護を保険医療機関の看護職員が責任をもって行なうこと」を,すべての医療幾関で実現させようとする改正である.多様化してきた医療ニーズに対応するために,それぞれの医療施設に適した看護の質と量をきめ細かく評価し,それを医療の消費者である患者に明示することが,診療報酬上の看護の一元化を含めて実現された,と私は理解している.
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