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文献抄録
二種指示液稀釈法による犬心室の残留血液量の測定—J.P. Holt./酸素織乏による肺高血圧症—A.Cournand.
Estimation of the residual volume of the ventricle of the dog's heart by two indicator dilution technics./Pulmonary hypertension due to hypoxia
木村 甲子郎
1
1慶大内科
pp.620,640
発行日 1956年8月15日
Published Date 1956/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200404
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心臓のポンプとしての機能を理解するためには各室の拡張期終末血量(E..D.V)収縮期終末血量(E..S.V)1回拍出量(St. V)脈搏数,各心室血圧等を知る必要がある。両室又は両房の量をレ線的に測定されたり,色素T−1824を用いたりして来た。後者としてはBing, NewmanLewis等がなされた方法があるが,Bing法では測定された量がE..D.VかE..S.Vか不明である。Newman, Lewisは理論的数学的に稀釈曲線の数式から求めた。
こゝに述べる方法は色素法と,electric conductivity法の二つによりE..D.VとSt.Vを測定したもので,拡張期に色素が左室に入れられると大動脈における稀釈曲線は階段状様の曲線となる事を利用したものである。
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