Japanese
English
方法と装置
定圧圧入法による末梢血管抵抗測定装置
Measurement of Peripheral Resistance, A Method with Constant Pressure Perfusion
渡辺 裕
1
,
広瀬 安光
1
H. WATANABE
1
,
Y. HIROSE
1
1東大医学部木本外科
1Department of Surgery (S. Kimoto), Tokyo University School of Medicine
pp.613-620
発行日 1956年8月15日
Published Date 1956/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200403
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循環調節機構に於ける末梢血管抵抗の意義が甚だ大きいことは論をまたない所である。その測定には古くより多くの方法があり,動脈流入量から算出する方法,1)−11)その際定圧を利用する方法7)−11)についても種々の優れた考案があるが,我々は最近比較的感度の良い極めて簡便な装置を考案し,動物実験に応用して居るので,その概略を発表して諸家の御批判を得たいと思う。末梢血管抵抗は,諸種の影響を極めて鋭敏に反映して絶えず変動を続けて居るものであるから,その測定法はできるだけ生理的な状態で実施し得ると共に,刻々の変動をなるべく頻繁に追及できることが望ましいのであるが,我々の方法はこの要求をかなりの程度まで満して居る様に思われる。
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