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文献抄録
色素稀釈曲線に対するインジゴカルミンの応用
The use of Indigo Carmine for dye dilution curves.
木村 甲子郎
1
1慶大内科
pp.765
発行日 1956年10月15日
Published Date 1956/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200427
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色素稀釈曲線のための色素使用可能の条件として,毒性のない事,注入部位から観察部位に至るまでの血漿中から色素消失がない事の他に,出来るだけ反復して検査が施行し得る事があげられる。これらの条件を満足する色素としてインジゴカルミン(Disodium 5-5' indigotindisulf—onate)があり,1903年Voelcherにより作られた600〜610mμの波長にて最も光線を吸収する青色々素であり,通常600mμにおいて分光々度計等でその血漿濃度は測定される。
従来インジゴカルミンは泌尿器科方面において腎機能検査の一つとして長年使用され,殆んど副作用を見ていない。又T−1824と異りたとえ皮下に注射されても無痛である。
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