Japanese
English
Bedside Teaching
6分間歩行試験
The 6-min Walk Test
宮本 顕二
1
Kenji Miyamoto
1
1北海道大学大学院保健科学研究院機能回復学分野
1Division of Rehabilitation Science, Faculty of Health Sciences, Hokkaido University
pp.697-703
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102523
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はじめに
患者の運動能力を正確に調べるには心肺運動負荷試験が望ましいが,装置が高価であり,実施できる施設も限られている.一方,6分間歩行試験は簡便で30mの直線廊下さえあれば,どの施設でも実施可能である.この試験は決められた手技で行った6分間の歩行距離を測るもので,患者の運動耐容能を比較的客観的に評価することができ1~3),また,歩行距離や歩行中の低酸素血症の程度は患者の予後規定因子としてその有用性が報告されている4~8).患者だけでなく,地域住民(高齢者)の運動能力評価にもその有用性が報告されている9).
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