Japanese
English
Bedside Teaching
周産期心筋症
Peripartum Cardiomyopathy
塚本 泰正
1
,
坂田 泰史
1
Yasumasa Tsukamoto
1
,
Yasushi Sakata
1
1大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学
1Department of Cardiovascular Medicine, Osaka University Graduate School of Medicine
pp.476-480
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102477
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はじめに
周産期心筋症(peripartum cardiomyopathy)とは,心疾患の既往がなく,他に心不全を発症する原因のなかった女性が,妊娠・産褥期に新たな心不全を発症し,拡張型心筋症に類似した病態を示す心筋症である.発症原因は未だ不明であるが,近年異型プロラクチンや血管新生による発症メカニズムが注目を集めている.本稿では,周産期心筋症の臨床学的特徴および発症メカニズムについて概説する.
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