Japanese
English
連載 呼吸器診療での肺機能検査の必要性とその活用・9
間質性肺疾患
Interstitial Lung Disease
藤本 圭作
1
Keisaku Fujimoto
1
1信州大学医学部保健学科検査技術科学専攻生体情報検査学講座
1Department of Clinical Laboratory Sciences, Shinshu University School of Health Sciences
pp.939-945
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102047
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はじめに
間質性肺疾患の病期の進行を考えると,まず,急性期においては,間質への細胞浸潤,浮腫,肺胞腔内への滲出液の漏出,硝子化形成を特徴とする胞隔炎が特徴である.その後,慢性期に移行するに従い,間質の線維化,肺胞腔の器質化・虚脱が徐々に進行し,肺弾性収縮圧の増加と肺容量の減少へと繋がる.このように間質性肺疾患の病期および病型により肺機能障害のパターンは変化することを知っておく必要がある.
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