Japanese
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特集 自律神経系と循環器疾患
循環器疾患における自律神経系の役割
Role of Autonomic Nervous System in Cardiovascular Disease
星出 聡
1
,
苅尾 七臣
1
Satoshi Hoshide
1
,
Kazuomi Kario
1
1自治医科大学循環器内科
1Department of Cardiology, Jichi Medical School
pp.265-274
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101909
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はじめに
循環器疾患における自律神経の関与は古くから多くの報告があり,一般的には自律神経機能の低下,あるいは交感神経系の亢進が心血管イベントに関連するとされている.そのため,われわれは様々な介入を外来通院や入院治療で行うわけである.近年,ITの普及により,自宅にいながらインターネットを介して医療関係者へ身体情報を送信し,管理を行うというテレモニタリングが循環器疾患患者の管理で広がりつつある.テレモニタリングの定義は,インターネットあるいは電話回線を用いて,何かしらの身体情報を遠隔モニタリングすること自体を指し,これといった決まった身体情報の定義があるわけでない.
本稿では,循環器疾患のなかの心不全患者,高血圧患者のテレモニタリングを取り上げる.
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