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あとがき
三嶋 理晃
pp.1292
発行日 2010年12月15日
Published Date 2010/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101605
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リンパ脈管筋腫症(lymphangiomyomatosis;LAM)は,主に若年女性に発症する疾患であり,LAM細胞が肺や後腹膜腔などの体軸リンパ節で繁殖して病変を形成し,進行すると呼吸不全に至る難治疾患である.2009年10月に特定疾患治療研究事業に指定され,医療費の公費助成を受けることが出来るようになった.この特集では,LAMに関する様々な話題を6人の先生方に解説いただいた.
平井豊博先生は,LAMの診断基準の特徴として,病理組織がない場合でも,CT・MRI画像を中心とした臨床診断で認定可能としていることを挙げられ,これが,稀少疾患で実態が十分に分かっていないLAMの病態研究を進めるうえで,大変重要であるとされている.
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