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あとがき
三嶋 理晃
pp.650
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101287
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今回の特集は,呼吸器の様々な分野で活躍されている8人の先生方による呼吸器疾患治療の現状と今後の展望であり,様々なトピックが印象に残った.
気管支喘息では,抗IgE抗体薬であるオマリズマブが通年性抗原に対して陽性を示し,血清中IgEが高値を示す難治性喘息に対する突破口として,その効果が期待される.また,気管支熱形成術は,気管支鏡下に3~10mmの気管支内腔にプローブを接触させてラジオ波で気道平滑筋を焼灼することで気道収縮の軽減をはかる治療で,難知性喘息の画期的治療法となる可能性がある.
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