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あとがき
三嶋 理晃
pp.764
発行日 2008年7月15日
Published Date 2008/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101083
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長年日本の国民病として捉えられてきた結核に対する対策は,2006年12月の結核予防法の廃止を契機として大きく流れを変えた.今回は結核対策の現状と課題を5人の先生方にまとめていただいた.
三宅邦明先生らは,結核予防法が廃止され感染症法と予防接種法に統合された経緯と,入退院の基準や接触者検診などの手続きについて詳細に解説されている.さらに現在の課題として,地域格差,高齢化,集団感染,結核専門医不足,薬剤耐性結核,HIVとの重複感染問題などがあり,国を越えた取り組みが必要であるとされている.
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