Japanese
English
Current Opinion
呼吸器内視鏡を用いた治療の最近の話題―気管支鏡を中心に
Up-date on Bronchoscopic Treatment
高橋 典明
1
Noriaki Takahashi
1
1日本大学医学部呼吸器内科
1Department of Respiratory Medicine, Nihon University School of Medicine
pp.1361-1364
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100944
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呼吸器内視鏡をめぐる最近1年間の話題
呼吸器内視鏡を大別すると2種類になる.気管・気管支,すなわち気道の粘膜を観察する気管支鏡と,胸腔内の胸膜面を観察する胸腔鏡である.胸腔鏡は近年目覚ましい進歩を遂げている分野であり,呼吸器疾患の治療の進歩にも貢献している.しかし,胸腔鏡については外科的治療が多くを占めるため,別の機会に譲り,今回は気管支鏡を中心に述べさせていただく.
気管支鏡による治療に関しては,気道異物の除去にはじまり,その後,気道狭窄や腫瘍に対する治療が主体となって目覚しい進歩を遂げている.さらに,他の疾患でも気管支鏡を用いた治療の試みが相次いでなされ,新しい治療法が開発されつつある.
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