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特集 肺気腫―最新の研究成果と今後の方向性
アポトーシスと気腫化
The Role of Apoptosis in the Pathophysiology of Emphysema
青柴 和徹
1
Kazutetsu Aoshiba
1
1東京女子医科大学第一内科
1First Department of Medicine, Tokyo Women's Medical University
pp.461-465
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100653
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)の病態像を示す疾患には肺気腫と慢性気管支炎がある.COPDの病態は,慢性的な喫煙刺激により気道や肺胞に炎症が持続して肺胞の破壊や気道のリモデリングがもたらされた結果と考えられる.一方,かかるCOPDの病変は炎症細胞や気道,肺胞を構成する細胞の動態異常という面から捉えることもできる.アポトーシスは細胞動態の重要な調節機構であることからCOPDの病態形成への関与が研究されている.
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