Japanese
English
装置と方法
軽量で開閉可能な家兎耳介観察窓の開発
Development of Openable and Closable Light Weight Rabbit Ear Chamber
佐藤 章
1
,
冨澤 康子
2
,
小森 万希子
3
,
高田 勝美
3
Akira Sato
1
,
Yasuko Tomizawa
2
,
Makiko Komori
3
,
Katsumi Takada
3
1(株)高研第一開発部
2東京女子医科大学心臓血管外科
3東京女子医科大学麻酔科
1Product Development Division, KOKEN CO. LTD
2Department of Cardiovascular Surgery, Tokyo Women's Medical University
3Department of Anesthesiology, Tokyo Women's Medical University
pp.359-362
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100528
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はじめに
1924年にSandison1)が家兎の耳介観察窓(Rabbit ear chamber;REC)を開発して以来,RECモデルは種々の研究に多用されてきた.RECは直視下経時的に血管の伸展が観察できる利点を持つため,創傷治癒に伴った血管新生2),足場の有無による血管新生速度の違い3),生体材料植込み後の宿主との反応4)などの研究に利用されてきた.ところが,従来のREC装置は透過性が良いが,一度蓋を閉めると観察窓からの試料採取が困難であったため,病理組織学的評価を行いにくかった.
この度,われわれは観察窓をネジにより開閉できる軽量REC装置を開発した.今後の研究に役立つと思われたため若干の考案を含め報告する.
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