装具・器械
装具の軽量化に関する工夫
大井 淑雄
1
,
塚本 創一郎
1
,
大木 勲
1
,
御巫 清允
1
,
竹本 舜一
2
,
竹内 捨次
3
Yoshio OHI
1
1自治医科大学整形外科・リハビリテーションセンター
2東海大学工学部金属材料工学科
3三菱モンサント化成高分子化学研究所
pp.129-135
発行日 1976年2月25日
Published Date 1976/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905311
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装具の原理や形態についてはかなり以前から根本的な考えはほとんど変つていない.
Lorenz Heisterの"iron cross"(1683〜1758)(第1図)あるいは紀元900年頃のコロンビアのインデアンによる白樺の体幹装具なと現在の形多そのままである(第2図).しかしながら部分的な創意工夫や使用材質の改良は続けられており,耐久性があり,軽量で構造も簡単で,しかも安価なものが理想であるといえよう.我々は今回いろいろな装具の部品の中で金属性支柱(up-right)を合成樹脂に置換する可能性を検討したのでその結果を報告する.
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