臨床實驗
眼瞼交互開閉能
小島 克
1
1名古屋鐵道病院
pp.438-439
発行日 1949年10月15日
Published Date 1949/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200459
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(I)
眼瞼交互開閉能は,caperklem (1912)が記載したのに始まる。莊司秋太郞氏(昭5)も報告された。大體5程度に分けられている。瞼の横絞筋と滑平筋とに混合分布している交感神経繊維の状態それは更らに顔両,動眼三叉神經にもあるからその混合程度にも關係をもつて,兩眼に於ける開閉拮抗作用に變調を來すものとされている。大體どの樣な型があるのか調べてみたので茲に記載したい。
15歳〜25歳迄の572名。26歳〜45歳迄の120名。計692名を用いた。凡て男子である。初め右眼瞼を閉鎖せしめる。次で左限瞼を閉鎖せしめる。次に兩眼瞼を閉じ右眼瞼を開銷かしめる。次に兩眼瞼を閉じ左限瞼を開鎖せしめる。その運動の強弱缺如を+±—と誌るす。【++++】は,上段は閉鎖,下段は開瞼の運動を示し,右眼は,左側,左眼は右側に示されている。
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