原著論文
3Dプリンターを使用した先端パーツ交換式開創器・鉗子の開発とデザイン例-軽量コンパクト設計・X線透視可能-
高田 秀夫
1
1富山県リハビリテーション病院・こども支援センター整形外科
キーワード:
3Dプリンター(3D printer)
,
開創器(retractor)
,
鉗子(forceps)
,
放射線透過性(radiolucent)
,
カスタマイズ(customize)
Keyword:
3Dプリンター(3D printer)
,
開創器(retractor)
,
鉗子(forceps)
,
放射線透過性(radiolucent)
,
カスタマイズ(customize)
pp.108-118
発行日 2023年1月19日
Published Date 2023/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001264
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3Dプリンターで作製する手術器具は,手術目的に応じたカスタマイズが可能で,radiolucentの性質を備え,安価なためディスポーザブルとしても使用できる。通常の手術時に使用している開創器と鉗子タイプの手術機器は,リング部分があるため創部の大きさに対して大き過ぎて使い勝手が悪かったり,術中イメージ使用時に骨折部が手術機器と重なって見えにくかったりと不都合なことも多かった。今回,3Dプリンターを利用して,先端パーツの交換式でリング部分がなく,透視下での視野を妨げない開創器と鉗子を作製した。
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