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Bedside Teaching
プライマリケア医のためのガイドライン―IPAG(International Primary Care Airway Group)ガイドライン
IPAG Guideline
相澤 久道
1
Hisamichi Aizawa
1
1久留米大学医学部第一内科
1First Department of Internal Medicine, Kurume University School of Medicine
pp.827-831
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100347
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はじめに
喘息,COPD,アレルギー性鼻炎は現在世界的に大きな罹患率があり,しかも増加傾向にあるため,これらの疾患に対するより良い管理が求められている.これらの疾患に対しては,GINA1),GOLD2),ARIA3)という管理のためのガイドラインが作成されている.ガイドラインは,その時点における最新の考え方が集約されているといって過言ではなく,ガイドラインに沿った医療により患者は最良の医療を受けることができる.しかし,全ての患者がその恩恵に浴しているかというと,必ずしもそうではないのが現状である.ガイドラインに書かれている内容は,しばしば専門的過ぎて理解し難かったり,施設によっては実施が困難であったりする.そのために,プライマリケア医ではガイドラインが十分に診療に活用されていないという実態がある.そこで,このような現状を変え,さらにガイドラインの内容を普及させようという目的で,プライマリケア医を対象としたガイドラインが企画されている.
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