Japanese
English
Bedside Teaching
経食道心エコー法のポイント
Technical Tips in Performing Transesophageal Echocardiography
竹本 恭彦
1
,
吉川 純一
1
Yasuhiko Takemoto
1
,
Junichi Yoshikawa
1
1大阪市立大学大学院医学研究科循環器病態内科学
1Department of Internal Medicine and Cardiology, Osaka City University Medical School
pp.833-838
発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100348
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はじめに
近年の様々な進歩により,心エコー図の画質は著明に向上したが,皮下組織,肺,肋骨などによる超音波の減衰が原因で良好な画質が得られないケースが依然としてあることが,経胸壁心エコー法の弱点である.この経胸壁心エコー法の弱点を補うべく登場したのが,食道内から心臓・大血管を描出する画像診断法である経食道心エコー法である1).胃内視鏡検査と同様,経食道心エコー法も外来患者に対しても覚醒のまま施行でき,臨床現場での需要が今後さらに増加することが予測される.
ここでは,経食道心エコー法施行にあたっての基本につき概説する.
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