トピックス
International Birth & Culture Study Group会議に参加して
日隈 ふみ子
1
1国際医療福祉大学大学院(助産学分野)
pp.811
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100402
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日照時間が長く,北欧では最もよい季節といわれる6月の28~30日の3日間,ヘルシンキ大学の一角で国際ワークショップUnpacking the "Western" Birth Process(西洋の出産モデルを解体する)が行なわれ,旭川医科大学の松岡悦子女史と私は学術振興会人文社会プロジェクト研究の一環として参加した。参加者はアメリカ,イギリス,カナダ,スウェーデン,フィンランド,日本の社会学者や生命倫理,文化人類学者で,助産師はイギリスからキングスカレッジのJane Sandall女史,フィンランドの助産師,私の3人であった。全員で10人(内男性3人)という小さな集まりである。
最初に,特別招待者として世界的にも著名なフィンランドの周産期疫学者Elina Hemmiki女史によるCS(帝王切開)に関する発表があり,イタリアと中国のCS率が高いこと,少産化のなかで初産婦や35歳以上のCSの増加などが示された。
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