特集 Large airwayとSmall airway
Large airwayとSmall airway
山林 一
1
1東海大学内科
pp.563-564
発行日 1976年7月15日
Published Date 1976/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202917
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大きな気道large airwayと小さな気道small airwayは形態的にも機能的にも大いに異った特性をもっている。解剖学的にlarge airwayとsmall airwayとは判然とした区別はなく,直径1〜2mm以下の末梢気道をsmall airway,それより大きい気道をlarge airwayと呼称している。
形態的にはlarge airwayは軟骨輪によって保護されているが末梢にいくにしたがって軟骨はより小さく不完全なものとなり細気管支領域では消失し,small airwayでは主として筋によって囲まれるようになる。またlarge airwayでは繊毛,粘液腺が豊富に存在するが,これらはいずれも終末細気管支領域では消失する。
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