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特集 不整脈非薬物療法の現況と5年後の展望
徐脈性不整脈へのペースメーカ療法
Pacing Therapy for Bradycardia
石川 利之
1
Toshiyuki Ishikawa
1
1横浜市立大学医学部第二内科
1Department of Medical Science and Cardiorenal Medicine, Yokohama City University Graduate School of Medicine
pp.25-32
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100217
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ペースメーカの進歩は目覚ましく,小型化・高性能化する一方,植込み手技も容易となり,ペースメーカ治療は広く普及した.心房ペーシング,心拍応答機能などにより,より生理的なペーシングが可能となり,しばしば合併する心房細動に対するペーシングによる予防も試みられている.しかしながら,時代的背景よりペースメーカの植込み適応については必ずしもエビデンスはない.このことが,ボーダー・ラインにおける判断をあいまいにしているのが実情である.また,従来用いられてきた右心耳,右心室心尖部ペーシングによる不利益も明らかになり,より適切なペーシング部位の検討がなされつつある.
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