今月の主題 これだけは知っておきたい不整脈の診かたと治療のポイント
非薬物治療の適応
ペースメーカの適応となる徐脈性不整脈
山之内 良雄
1
1福岡大学筑紫病院内科第一(循環器科)
pp.628-630
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100105
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ポイント
ペースメーカの適応疾患:臨床症状を有する洞不全症候群・徐脈性心房細動,第2度,高度または第3度房室ブロック.症状との関連が明らかでない場合は,心停止3.0秒以上または補充調律の心拍数が40 bpm未満が目安.失神が回避不能もしくは著しく生活を規制する心臓抑制型の頸動脈洞症候群と血管迷走神経性失神.著しい心室内伝導障害を伴う薬剤抵抗性の難治性心不全に,両心室ペーシングが有効.
徐脈性不整脈に対する薬物治療:アトロピン,イソプロテレノールおよび交感神経作働薬テオフィリン,シロスタゾールなど.
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