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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく
小腸 8 Cases
Case 2
Case 2
渡辺 憲治
1
,
高嶋 祐介
1
Kenji Watanabe
1
1富山大学炎症性腸疾患内科
キーワード:
Crohn病
,
小腸癌
,
バルーン小腸内視鏡検査
,
内視鏡的バルーン拡張術
,
サーベイランス
Keyword:
Crohn病
,
小腸癌
,
バルーン小腸内視鏡検査
,
内視鏡的バルーン拡張術
,
サーベイランス
pp.1342-1345
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203366
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臨床情報
40歳代,男性.主訴:腹痛,腹部膨満感.既往歴:HBV(hepatitis B virus)キャリア,8年前に痔瘻.現病歴:X年に穿孔性腹膜炎で緊急手術となり,その際の術中所見,切除標本病理組織学的所見からCrohn病と診断された.術後,成分栄養剤や5-アミノサリチル酸製剤,アザチオプリンなどで加療されていた.X+2年,小腸X線造影検査を施行し,2か所の狭窄性病変を認め,経口的および経肛門的ダブルバルーン小腸内視鏡(double balloon enteroscopy ; DBE)検査を施行し,内視鏡的バルーン拡張術を行った(Fig.1,2).内視鏡的バルーン拡張術は径15mmに拡張し,手技的には成功したが,狭窄症状は改善しなかった.
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