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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく
小腸 8 Cases
Case 1
Case 1
大宮 直木
1
,
稲熊 岳
2
,
塚本 徹哉
3
Naoki Omiya
1
1藤田医科大学医学部先端光学診療学
2藤田医科大学医学部総合消化器外科学
3藤田医科大学医学部病理診断学
キーワード:
神経内分泌腫瘍
,
neuroendocrine tumor
,
NET
,
小腸憩室
,
腹部造影CT
,
ダブルバルーン小腸内視鏡
Keyword:
神経内分泌腫瘍
,
neuroendocrine tumor
,
NET
,
小腸憩室
,
腹部造影CT
,
ダブルバルーン小腸内視鏡
pp.1338-1341
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203365
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臨床情報
60歳代,男性.主訴:暗赤色便,腹痛・鮮血便.既往歴・既存症:大腸憩室出血,一過性脳虚血発作,早期胃癌(腹腔鏡下幽門側胃切除後),前立腺癌(ロボット支援前立腺全摘術後),右鼠径ヘルニア(メッシュ修復術後),脂質異常症,花粉症.現病歴:20XX年1月に暗赤色便で緊急入院.採血でHb 11.7g/dLの軽度な貧血を指摘された.腹部造影CTで骨盤部正中の小腸に造影される壁肥厚部位を認めたものの,その後血便は消失した.アスピリンとシロスタゾールを内服中であったが,以後はアスピリンのみ内服.入院時に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)陽性であったため,さらなる精査はせずに退院となった.退院後に施行した小腸カプセル内視鏡所見は異常なし.20XX年9月に腹痛,鮮血便にて緊急再入院した.採血でHb 13.3g/dLの軽度な貧血を指摘され,腹部造影CT,小腸X線造影検査,経肛門的ダブルバルーン小腸内視鏡(double-balloon enteroscopy ; DBE)を施行した.
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