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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく
胃 14 Cases
Case 14
Case 14
森山 智彦
1
,
梅野 淳嗣
2
,
藤原 美奈子
3
Tomohiko Moriyama
1
1九州大学病院国際医療部
2九州大学大学院医学研究院病態機能内科学
3九州医療センター病理診断科
キーワード:
消化管ポリポーシス
,
過誤腫
,
胃限局型
,
soap bubble
,
悪性腫瘍
Keyword:
消化管ポリポーシス
,
過誤腫
,
胃限局型
,
soap bubble
,
悪性腫瘍
pp.460-463
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203181
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臨床情報
30歳代,女性.主訴は全身倦怠感.家族歴に特記事項なし.10年前に貧血を指摘され,鉄剤を投与されていた.5年前の上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)で胃に多発ポリープを認め,大部分のポリープを内視鏡的切除された.その後,他院で受けたEGDで再び胃病変を指摘されたため,当院へ紹介され受診となった.採血でHb 10.9g/dl,Fe 54μg/dlと軽度の鉄欠乏性貧血に加え,TPとAlbはそれぞれ4.8g/dl,3.1g/dlで,いずれも低値であった.なお,消化管X線造影検査ならびに内視鏡検査で,胃以外の消化管には異常を認めなかった.
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