連載 内視鏡の読み方
Cronkhite-Canada症候群と消化管ポリポーシスの鑑別
正谷 一石
1
,
大隅 瞬
1
,
深川 一史
1
,
保坂 祥介
1
,
新井 冨生
2
,
小野 敏嗣
1
1東京都健康長寿医療センター消化器・内視鏡内科
2東京都健康長寿医療センター病理部
キーワード:
Cronkhite-Canada症候群
,
消化管ポリポーシス
,
過誤腫
Keyword:
Cronkhite-Canada症候群
,
消化管ポリポーシス
,
過誤腫
pp.121-126
発行日 2024年12月20日
Published Date 2024/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003328
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消化管ポリポーシスとは,ポリープが通常100個以上消化管に多発する疾患群の総称であり,ポリープの病理組織像と遺伝性の有無により分類され,その予後・治療方針が大きく異なってくる.非遺伝性ポリポーシスであるCronkhite-Canada症候群(CCS)は全世界的にまれではあるものの本邦では報告も多く,また治療法もその他の遺伝性ポリポーシスが外科的もしくは内視鏡的なポリープ切除が選択されるのに対し,CCSではステロイドが奏効し寛解にもち込まれることもある.
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