Japanese
English
増刊号 消化管腫瘍の内視鏡診断2020
主題
—食道腫瘍性病変の内視鏡診断—悪性腫瘍の診断(特殊型,リンパ腫を含む)
Endoscopic Diagnosis of Esophageal Cancer Including Special Types and Lymphomas
松浦 倫子
1
,
石原 立
1
,
河野 光泰
1
,
嶋本 有策
1
,
福田 弘武
1
,
岩上 裕吉
1
,
中平 博子
1
,
七條 智聖
1
,
前川 聡
1
,
金坂 卓
1
,
竹内 洋司
1
,
東野 晃治
1
,
上堂 文也
1
,
北村 昌紀
2
,
中塚 伸一
2
Noriko Matsuura
1
1大阪国際がんセンター消化管内科
2大阪国際がんセンター病理・細胞診断科
キーワード:
食道表在癌
,
特殊型食道癌
,
リンパ腫
,
乳癌食道転移
Keyword:
食道表在癌
,
特殊型食道癌
,
リンパ腫
,
乳癌食道転移
pp.501-512
発行日 2020年5月24日
Published Date 2020/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202023
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●「考える内視鏡診断」のポイント
・食道表在癌の治療方針を決定するためには,拾い上げ診断,範囲診断,深達度診断が重要である.範囲診断にはNBI観察,ヨード染色が有用である.深達度診断には,通常観察,拡大観察,さらにEUSを行い診断する.
・特殊型食道癌は頻度が極めて少なく,まずは食道扁平上皮癌の典型的な拾い上げ,診断を行い,その特徴に合致しない病変に特殊型を疑うという診断体系が肝要である.
・特殊型食道癌を疑う通常内視鏡像として,隆起を主体とし,上皮下発育を呈する場合が多いこと,特徴的な色調・表面性状を呈する病変が多いことが挙げられる.
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