Japanese
English
今月の主題 狭窄を来す大腸疾患─診断のプロセスを含めて
主題
症例4
Case 4
高柳 聡
1
,
入口 陽介
1
,
小田 丈二
1
,
水谷 勝
1
,
冨野 泰弘
1
,
山里 哲郎
1
,
岸 大輔
1
,
大村 秀俊
1
,
藤田 直哉
1
,
竹中 由希夫
1
,
神谷 綾子
1
,
板橋 浩一
1
,
細井 董三
1
,
山村 彰彦
2
Satoshi Takayanagi
1
1東京都がん検診センター消化器内科
2東京都がん検診センター検査科
キーワード:
4型大腸癌
,
神経叢侵襲
,
転移性大腸癌
Keyword:
4型大腸癌
,
神経叢侵襲
,
転移性大腸癌
pp.1288-1292
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200406
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症例
患 者:77歳,女性.
主 訴:排便異常.
既往歴:高血圧症,慢性関節リウマチ,Sjögren症候群,虫垂炎手術(10歳代),胆石手術(60歳代).
現病歴:2013年1月ころより便が出にくくなった.6月に他医で総胆管結石にて加療の際に左上腹部腫瘤を触知したため,腹部超音波,腹部CT検査,およびMRIを受けるも異常を指摘されず経過観察となっていた.2013年12月に精査目的で当センターを受診した.
現 症:身長146cm,体重45kg,体温36.0℃,血圧128/68mmHg,腹部は軟,左上腹部にピンポン球大の腫瘤を触知した.
検査所見:軽度のLDHとALP上昇が認められた.
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