Japanese
English
今月の主題 狭窄を来す大腸疾患─診断のプロセスを含めて
主題
症例5
Case 5
佐々木 貴弘
1
,
杉山 隆治
1
,
助川 隆士
1
,
富永 素矢
1
,
稲場 勇平
1
,
小澤 賢一郎
1
,
垂石 正樹
1
,
斉藤 裕輔
1
Takahiro Sasaki
1
1市立旭川病院消化器病センター
キーワード:
大腸憩室炎
,
大腸狭窄
Keyword:
大腸憩室炎
,
大腸狭窄
pp.1293-1296
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200407
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症例
患 者:50歳代,男性.
主 訴:発熱・下腹部痛.
既往歴:1996年に胆石症に対して胆囊摘出術.
生活歴:喫煙歴は胆囊摘出時まで喫煙(40本/day).飲酒歴はビール 500ml/day.
現病歴:発熱・下腹部痛を主訴に前医を受診し,下部消化管内視鏡検査を施行したところS状結腸に全周性の狭窄を認め,当科へ紹介され受診となった.
現 症:身長166.0cm,体重80kg.腹部は心窩部正中に手術痕を認めた.平坦・軟で左下腹部に軽度の圧痛を認めた.
初診時血液検査所見(Table 1):炎症反応の上昇と,軽度腫瘍マーカーの上昇を認めた.
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