Japanese
English
今月の症例
存在診断・質的診断にNBI拡大観察が有用であった早期胃癌の1例
A Case of Early Gastric Cancer using NBI Magnifying Endoscopy was Useful for Presence and Qualitative Diagnosis
小澤 俊文
1,2
,
和知 栄子
3
,
西倉 健
4
Toshihumi Ozawa
1,2
,
Eiko Wachi
3
,
Ken Nishikura
4
1坪井病院消化器科
2佐藤病院消化器内科
3坪井病院病理科
4新潟大学大学院医歯学総合研究科分子・病態病理学分野
pp.898-900
発行日 2012年5月25日
Published Date 2012/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113477
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
〔患 者〕 70歳代,男性.
〔現症歴〕 4年前から狭心症のため近医で内服加療中であった.2010年8月の定期上部消化管内視鏡検査で食道に異常を指摘され当科に紹介となった.その際の内視鏡検査で胃前庭部にも病変を指摘された.
〔通常内視鏡所見〕 前庭部大彎に大きさ約8mmの白色調扁平隆起を認めたが(A部,Fig. 1a),周囲には萎縮粘膜が存在しており腸上皮化生との鑑別が困難であった(Fig. 1b).引き続きNBI併用拡大内視鏡観察を行った.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.