Coffee Break
イントラリピッドと胃酸分泌
M
pp.420
発行日 1981年4月25日
Published Date 1981/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113060
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脂肪を経口的にまたは腸管内へ投与すると胃液分泌が抑制されることは既に古くから知られている.Llanosらはこの現象はgastric inhibitory polypeptide(GIP)が関与していると報告している.
ところがイヌやラットに対して非経口的にオレイン酸ナトリウムを投与してやった場合にも,やはり胃分泌が抑制されるというRochmanやKowalewskiらの観察から考えてみると,脂肪自体が直接胃分泌抑制効果を有する可能性もあるかもしれない.同様な実験結果は他にも報告されているが,Goughらもこの点について検討して次のような結果を報告している.
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