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書評「抗癌剤の選び方・使い方 第2版」
斉藤 達雄
1
1癌研究会付属病院
pp.1206
発行日 1987年10月25日
Published Date 1987/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112961
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古江尚,田口鐵男の両教授の共著による「抗癌剤の選び方・使い方」第2版が刊行された.今から6年半前,この本の初版が刊行されたとき,乞われて書評を書いた覚えがあるが,その後,2刷,3刷と増刷が行われ,本書に対する需要の大なることを知ってはいたが,この度,一部改訂のうえ,第2版が出版されたとき,今更ながら,本書の評価が世に高いことを認識した.
もともと抗癌剤の数が,かなりあって,その投与法もいろいろ開発されておる現時点において,診療の第一線において活躍される臨床家たちが,それらについての知識と選択に戸惑われることは少ないことではないであろう.大変おこがましいことではあるが,この道の研究を専門とする筆者自身がしばしばそのような場合に遭遇して,急いで手許の成書をあれこれ紐解かねばならないことも度々である.
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