Japanese
English
新しい視点をさぐる 薬物療法のBlind Spots
抗癌剤
千原 勤
1
Tsutomu Chihara
1
1愛知県がんセンター婦人科
pp.343-346
発行日 1978年5月10日
Published Date 1978/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205828
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- 1ページ目 Look Inside
癌の治療法には外科的手術,放射線照射,薬物療法の3種がある。いずれの治療法にも各々適応と限界がある。局所療法としての手術,照射の有効なことは異論のないところである。しかし癌がある程度増殖播種したり,骨盤外に転移をきたした場合には抗癌剤による化学療法や免疫療法の登場となる。
絨毛性腫瘍は現在化学療法が奏効する腫瘍であるので化学療法がfirst choiceとされており,その方式も定型的なものがあり,今さら紹介の必要はないであろう。しかし他の性器癌では化学療法は期待どおりでないことが多く,その評価はまちまちであった。確かに抗癌剤の多くは固型癌に効果が少ない。近年抗癌剤とその投与法の進歩改良によって,転移増殖を起こした癌に対して有効な手段であることが認められるようになってきている。

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