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病理学講座 消化器疾患の切除標本―取り扱い方から組織診断まで(4)
消化管疾患の肉眼写真撮影の実際(1)
Introductory Course of Gastrointestinal Pathothology (4)
吉田 亮
1
,
渡辺 英伸
1
Makoto Yoshida
1
1新潟大学医学部第1病理
pp.479-482
発行日 1987年4月25日
Published Date 1987/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112819
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はじめに
病変の肉眼写真を撮影する材料には未固定の新鮮材料と,ホルマリンなどにより固定された固定材料(半固定と完全固定を含む)とがある.撮影条件は,新鮮材料と固定材料とで細部においていろいろと違いがあるが,基本的には同じである.
外科的切除材料は一般に固定された状態で病理学教室へ送られてくる.固定(ないし半固定)材料は新鮮材料に比べて微細な肉眼所見を多く提供してくれる.したがってここでは固定材料の撮影に限定して述べることにする.
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