Japanese
English
今月の主題 胃癌肉眼分類の問題点―進行癌を中心として
座談会
胃癌肉眼分類の再検討
Conversazione―Evaluation of the Macroscopic Classification of the Gastric Cancer
西 満正
1
,
岡島 邦雄
2
,
丸山 雅一
3
,
吉田 茂昭
4
,
中村 恭一
5
,
渡辺 英伸
6
,
市川 平三郎
7
Heizaburo Ichikawa
7
1癌研究所外科
2大阪医科大学一般・消化器外科
3癌研究所内科
4国立がんセンター内科
5筑波大学病理
6新潟大学第1病理
7国立がんセンター病院
pp.884-897
発行日 1986年8月25日
Published Date 1986/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110270
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市川(司会) そもそも“胃癌肉眼分類の再検討”というテーマで座談会をすることになった理由は,先ごろ第44回胃癌研究会を大阪でやったときに当番世話人の岡島先生が,“5型胃癌の問題点”という主題を取り上げられ,問題点をいろいろ議論した中で,多くの施設で一体どういうものを5型に入れているのかを見てみると,意外に症例が多いのみならず,施設によって違いますが,60~90%はいわゆる早期胃癌類似の進行癌というものを入れている.しかも,施設によっては何百例もそういう例を“5型胃癌”,つまり分類不能という形で取り扱っている場合がある.これはどうも不合理である.
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