今月の主題 胃潰瘍〔3〕
研究
新しい国産ファイバー食道鏡について
木暮 喬
1
,
竹本 忠良
2
,
常岡 健二
3
,
近藤 台五郎
4
1東京大学医学部放射線科
2東京大学医学部中尾内科
3日本医科大学第三内科
4川島胃腸クリニック
pp.577-580
発行日 1966年9月25日
Published Date 1966/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112077
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Ⅰ.緒言
われわれはファイバー食道鏡の将来性に注目しいち早く米国製ファイバー食道鏡(ACMI)を輸入し,かなり多くの症例に使用してみたが,グラスファイバーの黄色調が強く,レンズ面に附着した粘液除去が不十分であり,また,解像力などの点でも食道鏡として満足なものとは考えられなかった.ファイバーガストロスコープ同様一日も早く優秀な国産のファイバー食道鏡の完成することを期待していたが,最近漸く十分実用に供しうるファイバー食道鏡が完成したので以下その概要について報告する.
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