胃と腸ノート
胃潰瘍癌のレントゲン像(2)
安井 昭
1
1順天堂大学医学部消化器外科
pp.466
発行日 1974年4月25日
Published Date 1974/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111793
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〔症例1〕H. M. 35歳 男
Ⅱc+Ⅲ型.U1-Ⅳ-Ca(sm).
切除標本(図1),そのシェーマ(図2)は胃を大彎側で切り開いたもので,深く陥凹しているⅢの部分は胃体部小彎から縦に幽門洞小彎に向って存在し,かなりの幅をもっている.その全周を不規則な辺縁をした浅い陥凹,つまりⅡcが取り囲こんでおり,いわゆる二重輪廓をかたちづくっている.
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