一頁講座
食道胃境界部の内視鏡検査
竹本 忠良
1
,
遠藤 光夫
1
1東京女子医科大学消化器病センター
pp.780
発行日 1971年5月10日
Published Date 1971/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111676
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下部食道から噴門にかけて,いわゆる食道胃境界部と呼ばれる場所はこれまで主にX線学的な面から検討されてきた.
内視鏡検査についていえば,食道直達鏡,硬性胃鏡の時代に食道側からこの附近を時間をかけて十分みることは観察体位のうえからも困難であった.また,個人差もあって同部位がまったく観察できないものもあった.胃側からの観察でも,噴門部は軟性胃鏡でも盲点とするのが一般的であった.
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