一頁講座
小腸の内視鏡検査
竹本 忠良
1
,
大井 至
1
,
平塚 秀雄
2
1東京女子医科大学消化器内科
2東京都平塚胃腸病院
pp.1542
発行日 1971年11月25日
Published Date 1971/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111443
- 有料閲覧
- 文献概要
臨床的診断法は形態学的方法と機能的方法とが密接な連係をたもって進歩することが必要である.小腸の診断法はいまだに開拓期にあり,その方法には,uniformityを欠いているものがすくなくない現状であって,検査法の新・旧をとわず依然方法論的問題がもっとも大きな比重を占めているように思う.
小腸の内視鏡検査法は,内視鏡が幽門輪という関門を突き破って十二指腸の内視鏡検査ができるようになると,すぐその可能性が論ぜられるようになったが,ごく近い時期に新しい小腸診断法として登場してくるだろう.
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.