Japanese
English
今月の主題 食道・噴門境界部の病変
座談会
食道・胃境界部領域病変の特殊性
Symposium―Diseases of the Esophago-gastric Jnuction
熊谷 義也
1
,
木暮 喬
2
,
安藤 博
3
,
赤坂 裕三
4
,
小林 世美
5
,
長与 健夫
6
,
竹本 忠良
7
T. Takemoto
7
1慶応大学外科
2東京大学放射線科
3東京慈恵会医科大学第1外科
4京都府立医科大学公衆衛生学
5愛知県がんセンター内科
6愛知県がんセンター病理部
7東京女子医科大学消化器病センター
pp.728-740
発行日 1976年6月25日
Published Date 1976/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107289
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竹本(司会)本日は,諸先生たいへんお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございました.早速「食道・胃境界部領域の病変の特殊性」というたいへん魅力的なテーマの座談会を開きたいと思います.
人の消化管にはいくつかのbarrierがあるわけですが,そのなかでも,従来噴門といわれているところは,解剖学的にも,機能的にも複雑な問題をもっておりまして,現在なおミステリーに包まれている領域だと思います.最近X線,内視鏡などの診断法,あるいは消化管ホルモンの研究の急速な進歩によって,食道・胃境界部領域病変の特殊性というテーマもかなりおもしろく論議できるようになってきたわけです.
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